楽器の風景
楽器の世界は深い。思い入れのある楽器を紹介していきます。
ダラブッカ
ダラブッカ(Darbuka,Darabukka,Dumbek)
ダラブッカはエジプト起源の、ゴブレット型をした小型太鼓の総称。中近東に幅広く分布し、ドゥンベック、単純に「太鼓」を表す一般名詞である「タブラ」とも呼ばれます。インド打楽器のタブラと混同してしまいそうですが別物です。昔は魚の皮を使ったそうですが、現在ではプラスチックの皮が広く用いられています。
音色は砂漠を連想させる、乾いた明るい音。楽器の中心を叩くと、ジャンベのように低音を出すことも出来ます。かなり表現力のある楽器で、様々な奏法、ミュートやクローズ・スラップ、グリッサンドなども効果的に用いることが出来ます。
ベリーダンスの伴奏打楽器としても有名。
Onur & Levent Darbuka Solo
指を使う楽器なので、タブラばりの超高速連打が可能です。
Amazing Darbuka II
超絶技巧。
ONUR DARBUKA SOLO
サイズの違う楽器を使った自由なソロ。
Onur darbuka solo 2
プラスチックヘッドではない、より伝統的なダラブッカでの演奏。
ARABIC- 1-DARBUKA SOLO
ベリーダンス。
彫刻や模様などの装飾が施してあり、とても美しい楽器です。インテリアとしても良いのかも。
購入者希望者向け情報
比較的簡単に手に入る楽器です。特にトルコのイスタンブール社の楽器は、大きめの楽器屋なら置いてあります。イスタンブール社のダラブッカは扱いやすくとても良い楽器です。値段は材質やサイズ、装飾の有無でかなりばらつきがありますが、小さめは\5,000〜\10,000、通常サイズは\10,000〜\25,000、大き目のサイズは\25,000〜、程度が目安です。魚皮を用いた楽器はかなり値が張ります。ですがチューニングや管理が大変なので、よっぽどこだわりが無ければプラスチックヘッドの製品が無難です。
現地で買えばかなり安値で手に入るそうです。私の持っている楽器は、現地で買ったものを中古で\1,000で譲ってもらったものです。激安ですが音は十分鳴ります。構造が簡単な楽器なので、材料と熱意があれば自作も可能でしょうね。