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マーラー資料集


第2番の原詩 「グスタフ・マーラー―その人と芸術、そして時代 」より




Aufersteh'n, ja aufersteh'n wirst du,
mein Staub, nach kurzur Rue',
unsterblich's Leben
wird, der dich schuf, dir geben. Halleluja!

Wieder aufzublüh'n, werd' ich gesät!
der Herr der Ernte geht
und sammelt Garben
uns ein, die mit ihm starben. Halleluja!

Tag des Dank's,der Freudenthränen Tag!
Du meines Gottes Tag!
wenn ich im Grabe genug geschlummert habe,
erweckest du mich.
--------
Wie den Träumenden wirds dann uns seyn!
Mit Jesu gehn wir ein
Zu seinen freuden!
Der müden Pilger Leiden
Sind dann nicht mehr!
Ach ins Allerheiligste führt mich
Mein Mittler dann; lebt'ich
Im Heiligthume,
Zu seines Nahmens Ruhme!
Halleluja!
《クロプシュトック作》

蘇る そう 蘇るだろう
わが塵なるものよ わずかな憩いをすませたならば
死すことをしらぬ生命を
おまえが創った者がさずけてくださるだろう ハレルヤ!
ふたたび花咲くために わたしは種として蒔かれる
収穫の主はあゆみゆきて
穀物の束なるわたしらを
主とともに死んだわたしらを拾い集める、ハレルヤ!
感謝の日よ 歓喜の涙あふれる日よ!
そなたわが神の日よ!
わたしが墓にほどよく眠ったならば
あなたはわたしの目を醒ましてくれる
----------


夢想家たちばかりでなはなく
それはわたしらのものになるだろう!
イエス様と共にわたしらは
かれの喜びにくわわる!
疲れた巡礼たちの苦しみは もうどこにもない!
ああ聖なる世界へとわが仲保者[キリスト]は
わたしを導きいれる
神の国でわたしは生きる
神の御名の誉れにおいれ!
ハレルヤ!

《岩下眞好 訳》



交響曲第3番の表題・表記の変遷 「グスタフ・マーラー―その人と芸術、そして時代 p.226」より


「この表は、マーラーの手紙、スケッチ等から知ることのできる第三交響曲の表題および各楽章の表記の変遷を示す。ただし何度か手を加えられた楽章の配列は考慮しない。
 当初第七楽章として計画された終楽章は第四交響曲の終楽章となるものである。」

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
表題 幸福な生活
―真夏の夜の夢
夏の夜の夢 私の嬉しい知恵 嬉しい知恵
―夏の朝の夢
嬉しい知恵
―夏の朝の夢
嬉しい知恵
―夏の真昼の夢
夏の真昼の夢
導入 ファンファーレと楽しい行進。夏が行進してやってくる
(管楽器とそれに答えるコントラバスのみ)
岩山が私に語ること
(牧神の目覚め)
第一部
牧神が目覚める
第1楽章
力強く
森が私に語ること 森が私に語ること 夏が行進してやってくる 夏が行進してやってくる 夏が行進してやってくる ディオニソスの行進または夏が行進してやってくる 夏が行進してやってくる 夏が行進してやってくる
(バッカスの行進)
第2楽章
メヌエット
花たちが私に語ること 草原の花たちが私に語ること 草原の花たちが私に語ること 草原の花たちが私に語ること 草原の花たちが私に語ること 草原の花たちが私に語ること 第二部
草原の花たちが私に語ること
第3楽章
スケルツァンド
夕暮れが私に語ること 夕暮れが私に語ること(スケルツォ・弦楽器のみ) 森の獣たちが私に語ること 森の獣たちが私に語ること 森の獣たちが私に語ること 森の獣たちが私に語ること 森の獣たちが私に語ること 森の獣たちが私に語ること
第4楽章
非常に遅く
夜が私に語ること(人間) 夜が私に語ること 夜が私に語ること(アルト独唱) 夜が私に語ること(人間) 人間が私に語ること 人間が私に語ること
第5楽章
愉快に
カッコーが私に語ること(スケルツォ) カッコーが私に語ること(スケルツォ) 朝の鐘が私に語ること(天使) 朝の鐘が私に語ること 朝の鐘が私に語ること(女声合唱とアルト独唱) 朝の鐘が私に語ること(天使) 天使が私に語ること 天使が私に語ること
第6楽章
遅く
愛が私に語ること 愛が私に語ること(アダージョ) 愛が私に語ること 愛が私に語ること 愛が私に語ること
モットー
父様は僕の傷口を見てくださる
愛が私に語ること
モットー
父様は僕の傷口を見てくださる
愛が私に語ること 愛が私に語ること
モットー
父様は僕の傷口を見てくださる
第7楽章
非常に和やかに
子供が私に語ること 子供が私に語ること 子供が私に語ること 天国の生活 天国の生活
ソプラノ独唱
(ユーモラスに)
子供が私に語ること



交響曲第4番初期構想 「グスタフ・マーラー―その人と芸術、そして時代」より

交響曲第四番
フモレスケ

第一楽章
 永遠の現在としての世界、ト長調
第二楽章
 地上の生活、変ホ長調
第三楽章
 カリタス、ロ長調(アダージョ)
第四楽章
 朝の鐘、ヘ長調
第五楽章
 苦悩の無い世界、ニ長調(スケルツォ)
第六楽章
 天上の生活、ト長調

*第四楽章は第3番の第5楽章になった。 





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