Heart Rock Cafe 〜 魂のロック
大好きな往年のロックバンドを動画付きで紹介。
Queen
Queenは現在でも根強いファンを持つ、イギリスの代表的ロックバンド。「We Will Rock You」「We are the Champions」などはCMのみならず、スポーツなどでも頻繁に使われますね。
メンバーはフレディ・マーキュリー(vo,piano)、ブライアン・メイ(gtr,vo)、ロジャー・テイラー(drs,vo)、ジョン・ディーコン(bs)の4人。メンバーはフレディの死後を除いて常に固定され、メンバーチェンジは一度としてありませんでした。強烈なフレディの音楽性に周りのメンバーが巧く調和していたのが原因でしょう。フレディ以外のメンバーも積極的に作曲を行い名曲を残しています。互いの音楽性の違いに寛容だったのでしょう。
メンバーは全員インテリ。フレディは大学でグラフィック・デザインを研究、ブライアンは宇宙工学の研究者・中学校の教師、ロジャーは生物学の理学士号の所有者、ジョンはロンドン大チェルシー校電子工学科を主席卒業。全員が大学卒業レベルの学歴を持っているバンドなんてロック史上ほとんど存在しないのでは。
という訳で音楽は非常に知性に富んだもの。多重録音を駆使し、緻密な構成で作曲された初期の傑作群は何十年経とうが、色あせることは決してありません。
またフレディは親日家であったことも知られます。日本語も巧みに操り、骨董品や庭園を好んだそうです。という背景もあってか日本ではQueenは特に人気の高いバンドとなっています。当時のうら若き日本女性たちはフレディに熱狂したというから驚きです。
胸毛・上裸・ピチピチのズボン(タイツ)はフレディの代名詞。
一時バンドのモチーフとして使われたこの紋章は、フレディによるもの。
I Want to Break Free
あえて最初に紹介しようじゃありませんか!これが奇才フレディ・マーキュリーの演出です。ケン・ラッセル的。作曲はベースのジョン・ディーコン。
Bohemian Rhapsody
不滅の名曲。私はこれでロックの魅力に取り憑かれました。
Innuendo
Queenは時期により作風が大きく異なります。ボヘミアン・ラプソディのような、劇的な展開を持つ作品は初期に限定されていましたが、なんと実質ラスト・アルバムである「Innuendo」でその作風を復活させました。初期のファンにとってはこれは大変な喜びでした。PVは例外的に普通に良く出来ていますね。
We are the Champions / We Will Rock You
アルバム通り続けて。アルバムではこのように繋がって収録されているので、これら2曲が同じ曲だと勘違いされていた時期もあったとか。
We Will Rock You
と思いましたが途中で切れてますね。続きはこちら。なんでこんな寒そうなとこでやってるかと言えば、お金が無くて場所が借りられなかったからだとか…。
White Queen(As It Began)
Queenの最高傑作と名高い「Queen II」から2曲。
The March of the Black Queen
「ブラック・クイーンの行進」。ボヘミアン・ラプソディに並ぶ超展開の異色ロックです。こういった作風を「オペラ・ロック」と呼ぶファンもいます。
「Love Of My Life」「Is This The World We Created?」
隠れた名曲2曲。ロックバンドとは思えない、ほとんど室内楽的な澄み切った美しさも彼らが得意とした作風です。
Lily Of The Valley
こちらも忘れられがちな超名曲。短いながらも最高に美しい旋律を持つ珠玉の小品。
Love Of My Life
上のはライブ版ですが、「Love Of My Life」はスタジオ版を是非。
Killer Queen
愛すべき傑作「Killer Queen」。スネアロール→トライアングルの打楽器センスは永遠。中間のギターソロも傑作。
Another one bites the dust Queen
「キラー・クイーン バイツァ・ダストッ!」偉大なる元ネタです。曲は珍しい硬派なロック調。
You're My Best Friend
ビートルズ風ほのぼのロック。
Play the Game
センスの無いPVが堪らない名曲。
Good Old Fashioned Lover Boy
佳作。“巧さ”を感じさせます。
It's A Hard Life
相変わらず歌詞と関係ない服装が素晴らしい名曲。目。骸骨。
Spread Your Wings
中期の名曲「Spread Your Wings」。
Radio Ga Ga
フリッツ・ラング「メトロポリス」をフューチャーしたPV。
Don't Stop Me Now
CMで使われていたのでご存知の方は多いはず。ちなみに現在では黒歴史となって、初期の邦題は「僕を止めないで」。
I was born to love you
こちらもCM、テレビドラマで使用されていましたね。
Bicycle Race
初期のヘンテコソング「Bicycle Race」。妙な魅力があります。バイクに乗る女性は何故か全裸。Queenのメンバーはさり気ない下ネタも好んでいました。
Somebody to Love
名曲。もうさっきから名曲としか書いてませんが実際に名曲ばかりなんで名曲なのです。この曲はジョージ・マイケルのカヴァーも素晴らしい。
Somebody to Love
という訳で追悼ライブでのカヴァー演奏。
The Millionaire Waltz
簡潔な曲ながらも、Queenの優れた音楽性を示す佳作です。
手をとりあって(Let Us Cling Together )
あまり知られていませんが、日本語の歌詞の曲を残しています。「静かな宵に光を灯し 愛しき教えを抱き…」。
Las Palabras de Amor
南米向け「手をとりあって」。
Under Pressure
デヴィッド・ボウイとの合作。ボウイのヴォーカルがたまらん。フレディのファルセットも素晴らしい。
These Are The Days Of Our Lives
この時期のフレディはHIVの症状がかなり進行していたそうです。頬がこけてますね…。歌詞は本当に素晴らしいもの。
The Show Must Go On
後期の名曲「The Show Must Go On」。フレディ自身の死を予感させるような歌詞です。そしてこの曲はフレディが存命中に残した最後の曲となってしまいました…。
Barcelona
オペラやクラシックにも造詣が深かったフレディの念願である、モンセラート・カバリエとの共演。
The Great Pretender
ソロ名義で発表された曲、「The Platters」のカヴァー。フレディは自身を“ピエロ”として捉えていた傾向があるように感じます。
In My Defence
ソロ名義の渾身の名曲。この曲でのヴォーカルは一際優れてます。
Show must go on - Elton John
追悼ライブでの演奏。フレディはエルトン・ジョンとも仲が良かったそうです。えぇ、もちろんジョージ・マイケルとも。
The show must go on_Moulin Rouge
映画「ムーラン・ルージュ」の終盤でも使われていましたね。うーんこれは良いアレンジ。
No-One But You (Only the Good Die Young)
最後にご紹介するのは「No-One But You (Only the Good Die Young)」。フレディへの追悼として書かれた曲です。